ロカボ・クエスト

趣味 健康管理

4月は通院月 脳神経外科編🏥

脳腫瘍摘出手術後の経過観察

 

今月は  二つの疾病の経過観察と

その合併症の治療のための通院があります

大病院のイラスト | かわいいフリー素材集 いらすとや

最も怖いのが  脳神経外科

MRIで頭部の写真を撮るだけなのですが

撮影後  主治医の所見を聞くのが怖いんです 

 

先生は小さな影をみつけると 優しく穏やかな口調で

「少し気になるものがありますねぇ~ 様子を見ましょう」

とおっしゃいます

この言葉が発せられた後  無事だったことは一度もありません

これまで開頭手術を三度行受けましたが 

術式は三度とも「覚醒下手術 (かくせいかしゅじゅつ )」

 

覚醒下手術とは手術の途中で患者が目を覚まし

先生とお話ししながら腫瘍を取っていくという術式

 

(私の場合は...)

1. まず全身麻酔で手術が始まります

 

2. 開頭して脳内の腫瘍を切除します

  腫瘍をおよそ取り終えると

  先生方は開頭したまま私の目が覚めるのを待ちます

目が覚めました

私の目の前には先生がいます

そして看護師さんの質問に答えました

苦痛は一切なく なんか 普通なんです

不思議な感じです

 

 

3. 私が目覚めると喉に挿管されている呼吸器が抜かれ

  声を発することができるようになります

 

 

4. ここからが修羅場です

  先生たちは悪い部分をできる限り取り除こうと奮闘します

  脳に人工的な電気刺激を与え

  運動機能が失われていないか 反応を確認しながら

  さらに腫瘍を取り除いていくのです

  ( 私の場合  悪性腫瘍が運動野にあるため

  取りすぎると運動機能を失うことになるからです)

 

 

5. 目覚めてからは  先生と会話しながら手術が進みます

  この時は恐ろしいくらい意識がはっきりしていて

  日常的な会話もしながら 

  先生の指示どおりに体を動かします

  身体が先生の指示通りに動けば さらに腫瘍を切除し

  身体が動かなければ それ以上切除しないことになります

6. 腫瘍ができているのは脳の運動野といわれる場所で

  その中でも  顔面と舌を動かす機能をつかさどる部分です

  そのため まずは舌を ベー っと出して

  右 左 右 左と 交互に動かし続けます 

  

  続いて 脳の運動野に電気刺激を与えると

  私の舌は石のように固まり動かなくなりました

  まるで自分の物ではない感覚です

  懸命に動かそうとしてもピクリとも動きません

  わーっ! 怖すぎるっ (;゚Д゚) 

  

この間 脳は外部に露わになっている状態

それを冷静になって考えはじめると怖さが増すので

必死に考えないようにしていました

 

耳を澄ませると先生方の会話が聞こえます

「まだ取れる」とか「いやっ  ダメだ」とか . . .

 

私も会話に参加 「先生 私まだ頑張れるよ」

執刀医の判断により見事に私の意見は却下されました

当然ですよね~ (-_-;)

 

7. その後  麻酔が再投与され眠りにつきました

 

8. 再び  目が覚めた時  手術は 終了~

 

以上   覚醒下手術の時の記憶です

 

 

関連画像の詳細を表示

入院は手術の数日前 そして手術前検査が行われます

手術前日までに先生方から手術の説明があります

先生の説明に ビビリの私の心はどんどん追い込まれ

キャーーッ! と悲鳴を上げる寸前でした

私の様子を見て  横にいた看護師さんが声をかけてくれました

「大丈夫よ  一度経験した患者さんで  二度目を怖がる人いないから」

 

・・・・・

 

私はそれに該当していません . . .  

 

 

いまでは 先生方に心より感謝しています

頭の中に浸潤性の腫瘍ができてしまった事実は

私にとって青天の霹靂で とても辛いものです

手術は何とも恐ろしいものですが

現在も運動機能はほとんど失われることなく

何よりも  今日も元気に生きています

 

そして 今回の検査の結果は「異常なし」😄

 

「生きてるだけで丸儲け . . .  的な感じです」 (^_-)-☆