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私には持病があります
2013年 グリオーマという脳腫瘍の摘出手術を受けました
その後 数年間は体調が優れず
服用しなければならない薬の副作用が非常に強く 家事ができない状態で
しばらくの間 1日中 横たわっているだけの日々を送っていました
家族には迷惑をかけるし
何より 自分自身にうんざりしていました
こんな状態の中 2017年「アトキンス食」に出会いました
『アトキンス食』とは
~高脂肪 低糖質~ の食事療法
『脳はもっぱらグルコースを
エネルギー源として活動しており
脂肪を利用することができません
しかしグリコースが乏しくなると
ある時点で突然 脂肪の最終分解物である
ケトン体を使って活動するようになります
種々の病気に良い影響を与えることができます』
(「ケトン食の本ー奇跡の食事療法ー」丸山博 著より抜粋)
私の場合
糖質摂取量15g以下 / 日
5年前 入院してこの治療を受けることを決意し
およそ2カ月間 食事療法を柱とした治療と指導を受けました
退院後も医師と管理栄養士さんの指導のもとで
アトキンス食の生活を1~2年続けました
しかし腹痛が続くようになり中断
その後再開しましたが やはり腹痛が辛く
続けることができませんした
この痛みの原因が 低糖質の食事にあるのではなく
脂質の摂取で起こるのではないかと思いはじめたのは
油を控えると体調に変化がないと気づいた時でした
サラダにオリーブオイルをかけて試してみました
実験1回目
1日目:オリーブオイル15.0g / 日(異常なし)
2日目:オリーブオイル15.0g / 日(異常なし)
3日目:オリーブオイル15.0g / 日(下痢)
1週間休憩
実験2回目
1日目:オリーブオイル10.0g / 日(異常なし)
2日目:オリーブオイル10.0g / 日(異常なし)
3日目:オリーブオイル10.0g / 日(下痢)
ここで実験終了~
やっぱりオイルが原因なんだわ! と私は確信しました
1日10g程度のオリーブオイルで不調をきたすようであれば
アトキンス食は成立しないので やむなく離脱せざるをえなくなります
(私は小さい頃から胃腸の弱い子でした)
体調の変化
ただ アトキンス食生活をしている間は
腹痛を除けば 体調はすこぶる良かったことに気づきました
服用薬の量を減らすことができたため 薬の強い副作用が軽減し
日常的にあった頭の中のモワモワ感がなくなり
横になったままで1日が終わる日がなくなりました
新しいことへのチャレンジ精神も戻ってきて
食後決まって襲われていた睡魔も現れません
脂質が摂れなくても 糖質制限食を続ける価値がある
そう思って 現在も 試行錯誤で糖質制限食を作っています
そして1日の摂取量を設定しました
熱量 1500kcal 蛋白質60g 脂質90g 炭水化物70g~110g
( 糖質40~80g 食物繊維30g )
を目標に1日の献立を考えています
サッカー日本代表の長友選手も糖質の摂取量を意識した食生活を
送っていらっしゃると聞いた事があります
因みに 日本でこの治療ができる医療機関は数少ないのが現状です
糖質制限食を続けるのは大変なことです
だって世の中に溢れている美味しいものは 糖質のかたまりですから
健康と美味しい生活 両方共ほしいところです
悩ましい問題です・・・